【No.65】サントリー山崎蒸溜所シングルモルト
山崎蒸留所を訪れたのは、8月1日だったので、もう2ヶ月も経ってしまったのですね、月日の流れは速いです。蒸留所で買ったウイスキーをまだ飲んでいなかったのです(楽しみにとっていたんですよー)。
山崎蒸溜所限定販売「山崎蒸溜所シングルモルトウイスキー」
をいただきました。限定に弱いです。
栓をまわしてもまわしても開かないんです。
コルク栓になっていたんですよ。グラスに注いでみました。
色は、薄い琥珀色。香りは、麦芽風味、スー、という感じですね。味わいは、麦芽と樽由来のウッディさ、全体的に爽やか感がありました。
【No.64】シングルモルト、ブルイックラディ FULLSTRENGTH、ブルイックラディ3D(アイラ)
久しぶりに、近所のバーへ行きました。やっぱし落ち着きますね、行きつけのバーは。
で、まずは
「ブルイックラディFULLSTRENGTH 57.1%」(1989年蒸留、13年物)
です。
淡い黄金色、ピリッ、ドーン、スー、という感じで、味わいは、うー、変わった味(樽の味?)。
次に
「ブルイックラディ3Dピートプロポーザル 46%」
です。
名前が変でしょう、3Dって。調べてみました。実は、ブルイックラディ蒸留所は、1960年以前はピート香が強かったようですが、1960年代には、あまりピートを焚かなくなったようです。さらに、蒸留所の度重なる閉鎖もあり、いろいろなタイプのウイスキーが出来たのでしょうかね。
・3つの異なる時代の蒸留(1989年、1998年、2001年蒸留)
・3つの異なるピートレベル(5、25、40PPM)
・3つの異なる樽熟成(リフィルシェリー、リフィルバーボン、フレッシュバーボン樽)
3世代を感じることができる「3D」なんですね。
これも淡い黄金色。ピート香が強く、強烈ですね。アルコール度数は、FULLSTRENGTHに比べて低いのに、味わいはしっかりとしていて、余韻が続きます。
「3D」ラベル、かっこいいですよね。
【No.63】ニッカウヰスキー宮城峡蒸留所「シングルカスク10年」
ニッカの仙台市にある「宮城峡蒸留所」で買った、蒸留所限定。
シングルカスク、樽ナンバーはNo.117510 度数は60度。
色は、淡い琥珀色、ソフトクリームのような甘い香り。味わいは、一口、含むと、カァー、と熱くなるけれど、徐々に、まろやかになり、香ばしくなってきましたよ。さすが、美味いです。
【No.62】シングルモルト(スプリングバンク、キャンベルタウン)
スプリングバンク蒸留所はキャンベルタウンにあります。かつては30もの蒸留所があったキャンベルタウンも、スプリングバンクとグレンスコシアの2つの蒸留所しか現在が残っていません。
スプリングバンク10年、ブラックラベル 46%
は、ひじょうに複雑な味わいですね。海辺に位置することから、塩っぽい、結構強い味わいです。美味しいですね、さすがって感じ。
スプリングバンクもいろいろなボトルが出ています。ベースは塩っぽいんでしょうが、それぞれで味わいが異なるような気がします。
スプリングバンク蒸留所は、創業以来、すべての麦芽を自蒸留所内で行い(フロアモルティング)、初留釜は石炭で直焚き、自蒸留所内でボトリングするというフル行程を行っている数少ない蒸留所です。こだわりなんでしょうね。
銀座の信濃屋へ寄って、シングルモルトをいろいろ眺めていたところ、
発見!噂のウイスキーマーマレード
ボウモア(左)とマッカラン(右)の2種類。「どんな味なんだろうか。買おうか、買おまいか。買うなら2種類買うか、1種類か。ボウモアか、マッカランか。」とさんざん悩んだあげく、マッカランの1種類を買うことに。598円。
家に帰る途中、マーマレードをつけるフランスパンを近くのパン屋で買いました。
早速、朝食にいただきました。
見た目は、普通のマーマレード。味も、マーマレード、香りはちょっと苦味がある甘さ。ウイスキーの香り、味ということはあまりなく、ほろ酔い気分にはなりません(残念)。ボウモアはどうなのか、次回、買ってみよう。
ラベルは、マッカランのラベルと同じですね。
【No.61】ハイランドパーク30年(シングルモルト)
ニッカブレンダーズバーで、テイスティングセットをいただいた後、メニューを見て狙っていたものがあります。それは、
ハイランドパーク30年!
実は、この30年、100本限定とかじゃなくって、定番で出荷しているんです。これって凄いことですよね。30年物として出荷できる30年以上熟成された樽がたくさんあるってことで、それを安定して提供できる、そんなハイランドパーク蒸留所の実力、私は見た、って感じです。いつしか、オークニー島のハイランドパーク蒸留所、行ってみたいです。
「ハイランドパーク30年 48.1度」
綺麗な琥珀色、香りはきつい、味わいは塩辛さが強烈ですね。う~、美味い。
シェリー樽原酒75%とバーボン樽原酒25%のブレンド、それぞれの樽の良いところが融合されています。
紙ラベルが貼り付けられているのではなく、瓶自体にデザインされています。透き通っていて、デザインが分かりにくいのですが、良く見ると、オークニー諸島の荒波と、蒸留所が描かれています。こんなの初めて見ました。
さすが、北の巨人と言われるだけの実力、ありますね。
【No.60】ニッカブレンダーズバーでのひととき
8月の最終日、朝晩めっきり涼しくなってきました。
そんな時に、ふと、誘われて、ニッカブレンダーズバー(場所 03-3498-3338)に出かけました。以前から行きたかったバーなんで、いそいそと。
少々、荘厳な雰囲気の扉を開けると、やはり厳かなバーでした。案内されたのはカウンターとテーブル席のあるところ。カウンターに座り、まずはビール。
目の前には、ニッカの各瓶はもちろんのこと、ニッカ、アサヒビール関連のシングルモルトがところ狭しと並んでいます。
そして、楽しみの
「キーモルト&カフェグレーン テイスティングセット」
を注文しました。
おー、凄い。6種類のウイスキーと6つのテイスティンググラスがカウンターに並びました(結構、感激しますね)。種類は、左から、以下のとおり。
・キーモルト余市12年 Sherry & Sweet
・キーモルト余市12年 Peaty & Salty
・キーモルト余市12年 Woody & Vanillic
・キーモルト宮城峡12年 Fruity & Rich
・キーモルト宮城峡12年 Soft & Dry
・カフェグレーン12年 Woody & Mellow
一つずつ味わうにあたって、カウンターの中から支配人が説明をしてくれるんですね。
ブレンデッドウイスキーを作るためのキー原酒(市販はされてません)、こんなのが味わせてくれるなんて、やはり、ニッカは素晴らしいですよ。
大きくは、
・原料の違い(モルトとグレーン)
・蒸留所の違い(男性的な荒々しい余市とまろやかな女性的な宮城峡)
・製造の違い(シェリー樽熟成の芳醇さと、ピートの香り、そして、樽の香り)
ですが、やはり、並べて飲み比べると、違いがはっきり分かります。
これだから、ウイスキーは奥深く、愉しい、興味深い、へー、やめられましぇーん。
大満足なテイスティングセットでした。この後もお楽しみですよ。
皆さんも一度、行かれてはいかがでしょうか(お薦め)。